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VOL.004 「インターネットIR戦略のススメ(その1)」

●第三者評価機関で見る企業IRサイト

今回は、インターネットにおけるIR戦略についてお話します。

10年前あたりから日本でも企業のIR活動が活発になり、上場企業の中でも最大手の分類に入る企業は、社長直轄のIR専門部署を設けています。

同時期に、インターネットが日本で普及してきた背景もあり、情報発信の媒体としてその活用の仕方について各社試行錯誤しています。

情報公開時の即時性とボリュームの制限がほぼないという特徴を持っているインターネットは、まさにIR活動にはうってつけです。

企業が情報を公開する内容としては、代表的なもので下記の ようになります。

  • 決算短信、参考資料などの財務関連情報
  • 決算、中長期計画説明会などの資料・動画情報
  • アニュアルレポート
  • IRカレンダー
  • 株価情報
  • 株主招集通知、決議通知などの株主総会関連情報
  • ご挨拶にあたる株主の皆様へ
  • 発行株数、株主数などの株式情報

といったところでしょうか。

どこの企業も第三者機関から評価されている企業は、これらの情報を網羅して公開しています。

では、インターネットIR webサイトにおいて、評価されている企業を紹介します。
評価に関しては、評価する第三者機関によってランキングが違っています。

これは、何を見てIRサイトを評価しているかの判断基準が違っているからなので、その評価自体は絶対的なものではありません。

◆Gomez IRサイトランキング
 (2007年3月16日時点でのIRサイト評価)

1.エヌ・ティ・ティ・ドコモ
http://www.nttdocomo.co.jp/corporate/ir/index.html
2.東芝
http://www.toshiba.co.jp/about/ir/
3.KDDI
http://www.kddi.com/corporate/ir/index.html
4.カプコン
http://ir.capcom.co.jp/
5.三菱UFJフィナンシャル・グループ
http://www.mufg.jp/
6.ファーストリテイリング
http://www.fastretailing.com/jp/ir/
7.三井物産
http://www.mitsui.co.jp/ir/index.html
8.東京ガス
http://www.tokyo-gas.co.jp/IR/ir_j.html
9.TDK
http://www.tdk.co.jp/ir/index.htm
10.ソフトバンク
http://www.softbank.co.jp/irdata/index.html

◆大和インベスター・リレーションズによる
 2006年インターネットIR・ベスト企業賞12社

・日本板硝子
http://www.nsg.co.jp/ir/index.html
・ミネベア
http://www.minebea.co.jp/investors/index.html
・東芝
http://www.toshiba.co.jp/about/ir/
・TDK
http://www.tdk.co.jp/ir/index.htm
・リコー
http://www.ricoh.co.jp/IR/
・三菱UFJフィナンシャル・グループ
http://www.mufg.jp/
・三井住友海上火災保険
http://www.ms-ins.com/ir/index.html
・日本電信電話
http://www.ntt.co.jp/ir/index.html
・KDDI
http://www.kddi.com/corporate/ir/index.html
・エヌ・ティ・ティ・ドコモ
http://www.nttdocomo.co.jp/corporate/ir/index.html
・東京ガス
http://www.tokyo-gas.co.jp/IR/ir_j.html
・ファーストリテイリング
http://www.fastretailing.com/jp/ir/

◆日本インベスター・リレーションズ協議会による
 2006年度IR優良企業賞受賞企業

・アステラス製薬
http://www.astellas.com/jp/ir/index.htm
・エーザイ
http://www.eisai.co.jp/ir/index.html
・オムロン
http://www.omron.co.jp/ir/index.html
・シスメックス
http://www.sysmex.co.jp/ir/index.html
・東京エレクトロン
http://www.tel.com/jpn/ir/index.htm
・東京ガス
http://www.tokyo-gas.co.jp/IR/ir_j.html
・日本郵船
http://www.nykline.co.jp/ir/index.htm
・ファミリーマート
http://www.family.co.jp/company/investor_relations/index.html
・近鉄エクスプレス(奨励賞)
http://www.kwe.co.jp/ir/index.html
・テレウェイヴ(奨励賞)
http://www.telewave.co.jp/investor/index.shtml
・キリンビール(特別賞)
http://www.kirinholdings.co.jp/irinfo/index.html
・堀場製作所(特別賞)
http://www.jp.horiba.com/ir/

になります。
これらの評価は、先に言いました絶対評価ではないため、過度に一喜一憂する必要はありませんが、複数の第三者機関から評価されている企業は、やはりインターネットにおけるIR活動のレベルが高い会社だと考えてよいと思います。

例えば、

3つの機関からノミネート

  • 東京ガス

2つの機関からノミネート

  • エヌ・ティ・ティ・ドコモ
  • 東芝
  • TDK
  • KDDI
  • 三菱UFJフィナンシャル・グループ

になります。

以前は、決算情報が載っているだけのものや、アニュアルレポートの焼き直しレベルだったものが、インターネット環境のインフラが整ったこともあり、動画で株主総会の情報を提供したり、電子公告も活発になっています。

インフラが整ってきたことによるこれら情報発信の手段や企画はますます増える一方です。

では、インフラが整い、IRのための情報発信のコンテンツもそれなりにそろってきている中、今現在企業は何に重きを置き、どんなIR活動を行うべきなのでしょうか。

結論から言いますと、それは“個人投資家向け情報”になります。

上記にあげた第三者機関に評価されている企業は気づいていますが、個人投資家向けの情報が今後、IR活動の重要キーワードになります。
といいますか、重要キーワードになっています。

個人投資家とは、機関投資家とは違い、個人で投資している人々の総称を言います。

もちろんIR担当者に言わせれば、そんなことわかっているよ!と怒られそうですが、その個人投資家向けの情報発信について、インターネット上で間違った情報公開の仕方をしている企業がかなり多いのです。

次回、その個人投資家向け情報とは何かについてお話します。

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