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VOL.007 「企業におけるブログ活用の本当の意味(その2)」

●ブログ活用は差別化につながる

前回は、各企業のブログ活用の例を紹介しながら、ブログの活用が他社との差別化につながるというお話をしました。

では、なぜ「ブログの活用」が、差別化につながるのでしょうか。

ブログ活用の例で前回紹介しなかったものとしては、「社長ブログ」があります。
そして社長ブログは、おおむね好評です。

ではなぜ社長ブログは、好評なのでしょうか。

企業側からの視点からいいますと、目的はPRがほとんどです。
しかし、見ている側、特にお客様側から見てみると、ブログが更新されていくごとに、「親近感」を持ち、その後「信頼感」へと感情が変化しているのです。

好評な社長ブログは、自分たちの商品やサービスばかり話をしません。
社長の趣味の話や今日あった話、考え方や生き方についての話など多種多様ですが、基本は“自分もしくは自分たちの内情を語っている”ということです。

本当に語っているかは不明ですが、見ている側から言うと少なくとも語っているように見える、ということです。

すると、親近感が沸いてきます。
これは、通常のオフラインでのコミュニケーションとまったく同じです。

対象者が自分のことを語ると、心を開いてくれていると人は感じ、親近感が生まれます。
そこで、その人の考え方や気持ちに共感できれば、信頼感へとつながっていきます。

世間で好評な社長ブログを見てみてください。
必ずそうなっているはずです。

そして、その社長ブログを見ていてある時実際にその社長と会った時に、初めて会った感覚ではないはずです。
初対面のはずなのに、以前から知っているという感覚です。
そして、必ずプラスのイメージからコミュニケーションをとるようになります。

企業のブログ活用自体もまったく同じことが言えます。
その商品やサービスのスペック以外の情報、例えば開発背景やコンセプト、開発者の生の声や企業の内情など公開することによって見ている対象者に“親近感”を持ってもらうことができます。

“親近感”を持ってもらうと、次にオンラインでもオフラインでもその対象商品やサービスを目にしたとき、プラスのイメージで接して もらうことができます。

そして何よりも重要なのは、スペックとしては変わらなくても、その内情(背景)を語ることによって、他との差別化を図ることができます。

同じ商品ジャンルやカテゴリーであっても、その商品の成り立ちやコンセプト、考え方という背景はまったく違っているはずだからです。

企業もたとえ同業種であったとしても、まったく同じ会社など存在しません。必ず違っています。

その違いの部分というのは、その企業の文化であったり、規則であったり、考え方であったりします。
内情を告白するということは、必然的にその会社独自の内容にならざるをえません。。

すると、どうやっても他社と同じようにはなりません。
意識することなく自然と差別化が図れてしまうことになります。

そして、もうひとつ重要なのは、情報の鮮度です。

いつも新しい情報(それがどれだけ価値のある情報かは別にして)を随時公開していくことにより、よりいっそう“親近感”を持ってもらうことができます。

十分な情報を提供することと、少し薄くても随時情報を提供してくれることとを天秤にかけると、後者の方が効果的だと思います。

継続的に情報提供することによって、お客様側からすると忘れてしまうことがほとんどなくなります。
そしてふと、お客様の方でニーズが出てきたときに、すぐに思い出していただき、お客様側からのアプローチも親近感を持った状態であれば、敷居が低くなります。

変に売り込みの電話などかかってくるわけでもなく、必要なときにすぐに思い出し、親近感を持ってアプローチをしようと思ってくれるお客様というのは、どの企業にとっても理想的なお客様だと思います。

これらを実現するのに適しているツールがたまたま“ブログ”なだけです。
更新性に優れているのはもちろんのこと、“手作り感”がそうさせているのです。

決して正確なことばを使っているわけではありません。
どちらかというと、話言葉に近い文字で記述されているブログが多いと思います。
気取らず、自分たちの内情を語るのに、話言葉が使いやすいと思われます。

ブログの位置付けとしては、直接的な売り上げに貢献するというよりも、親近感から信頼感という感情を醸造するため。

また中長期的視野に立ちお客様と友好な関係を築き、最終的には、自社に良いうわさ、イメージを口コミなどで語っていただきながら長いお付き合いができると、継続的に企業は成長し続けると思います。

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