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VOL.014 「webサイト構築、「見える化」のススメ(その1)」

●構築というプロセスから考えてみる

企業webサイトというのは、約3年に1度は全面的にリニューアルする企業が非常に多く、中には1年に1回を目安にしている企業様もいらっしゃいます。

もはや企業活動に欠かせない、IT世界の発展スピードを考えると、決して多い数ではないと思います。

では、皆さんの企業webサイトは、再構築にどれくらいの時間とお金をかけているでしょうか?

お金に関しては、大企業から中堅企業、中小企業によって、かなり額の違いはあると思います。
ですが、かける時間に関しては、どこの企業さんもそんなに変わりがないのが現状だと思います。

具体的には、構築フェーズだけで約1.5ヶ月~3ヶ月というのがほとんどだと思います。

では、通常の構築フェーズはどうなっているか、下記のようになっていると思います。

〔web再構築フェーズの制作フロー〕
  • 構築に関するミーティング
  • PPTなど、紙をベースにした設計書作成
  • 設計書をもとにした、トップページデザイン案
  • コンテンツページのデザイン案
  • デザイン含めたHTMLコーディング
  • HTMLをシステム構築側に引渡し、プログラム開発
  • テスト後、公開

最近では何かしらのシステムも企業webサイトには入ってきますのでその場合は、プラス2ヶ月くらいかかるかもしれません。

では、皆さんがこの再構築中に困っている、もしくはなかなかうまく進行しないなど、悩みを抱えている部分はどこでしょうか。

いくつか例を書いてみます。

  • 構成書を見ても実感がわかず、適当にOKを出してしまう。
  • デザイン案をたくさん出してもらうがなかなか納得いくものが出てこない。
  • コンテンツページのデザインを見ても、一枚の絵でしかなくなかなか頭に入ってこない。
  • コンテンツ原稿がどの箇所にどんな具合で入ってくるのか想像しにくいので、原稿を書き起こしにくい。
  • やはり、ある程度できた地点で、リンクをたどりながら見直すのでそこから本腰を入れて修正箇所などチェックする。
  • すると、デザイン修正もかなり入ってしまう。
  • 随時修正を行うため、構築会社さんとのやりとりが頻繁になりスケジュールがずれ込む。
  • システム開発まで時間がかかり過ぎ、結局公開日が非常に遅くなってしまう。
  • 何とか公開日に間に合わせようとし、テスト期間を削減するしかなくなってしまう。
  • 何とか間に合わせて、問題が出てこなければラッキー、問題が出てくれば随時対応を行っている。
  • そして公開した後、スタッフは疲弊している。

書けばキリがないので、これくらいにしておきます。
特に大きなプロジェクトになればなるほど、またシステム開発が伴うweb構築であればあるほど、上記のようなことは起こりがちです。

文字で書くと非常にわかりやすく、これらのことをすぐに解消すべきだと皆さん思っているはずなのですが、なかなか解消できません。
いったいなぜでしょうか。
解消するために、下記のようなことは本当に行えるのでしょうか。

  • 構成書のチェックを完璧に行い、レイアウトやリンクの確認など徹底的に行う。
  • デザイン案をこうと決めたら、変更は絶対にしない。
  • コンテンツの原稿は、頑張ってページの想像力を働かし作成する。

これらのことは、かなり現実離れをしている解消案です。
なぜなら、まず構成書の地点で、リンク関係含めた完璧な構成書が必要になります。
その完璧の構成書を作成する企業もしくは業者がどれくらいいるでしょうか。

webサイトというのはただページを送る、左右に流していく紙媒体ではなく、どこからもトップページに戻れたり、階層を飛ばしてジャンプできたり、外部コンテンツへのリンクや動的にコンテンツを読み込んだりする、上下左右移動する、立体的な媒体であることが特徴です。

その立体的な媒体を紙ベースで完璧に設計することも可能かもしれませんが、おそらく恐ろしく時間がかかると思います。

また進めていくにつれ、コンテンツの出し方によっては、設計自体を変える必要に迫られることが多々あります。
それに伴いデザイン案の修正を何度も行います。
しかしそのデザインを修正したところでまだ完璧なのではなく、HTMLコーディングをしてみて、初めてわかることもあり、修正を余儀なくされます。

それでは、「構築に時間がかかってしまう」「何度も修正を行ってしまう」などの根本的な原因は何だと思いますか。

それは、

「結局どの構築フローの段階でも、webサイトの最終形が想像できない。」

が、原因です。

  • 紙で構成書を構築しても、最終形が想像つかないからチェックがおろそかになる。
  • すばらしいデザイン案を作成してみても、あくまでも止まった絵であるためwebサイトとしてチェックができず、結局HTMLをコーディングしてからたくさん修正したくなる。
  • 最終形が想像つかないから、コンテンツ原稿を作成しにくい。
  • 最終形が想像できないから、システム開発になかなか移行できない。

という状況に皆さんあるのです。

それでは、どうしていくべきか。
次回は、その具体的解決案を紹介しようと思います。

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