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VOL.030 「参考になる大学webサイトの現状(その2)」

●学部ごとにもwebサイト

前回は、大学のwebサイトとその役割についてお話をしました。

  • 自分達の独自媒体が持てること
  • 独自媒体なので、自由にPRができること
  • 受けてほしい学生だけではなく、在学中の学生にも満足してもらうこと
  • 親御さんに安心してもらうこと
  • 企業に対して好感を持ってもらうこと

これらの対して、今回は具体的に注目すべき箇所をラインキング上位のwebサイトから抜粋してポイントを紹介したいと思います。

大前提として、上位にランキングされている大学サイトは、各ターゲットごとにメニューを作り構成されています。

例えば、

広島経済大学なら、
受験生の方へ/在学生の方へ/卒業生の方へ/一般の方へ

同志社大学なら、
同志社大学で学びたい方/在学生/卒業生/一般の方

明治大学なら、
受験生の方/在学生の方/在学生父母の方/社会人・企業の方

立命館大学なら、
受験生の皆さまへ/在学生の皆さまへ/保護者の皆さまへ/卒業生の皆さまへ/一般・企業の皆さまへ

という感じですが、その大学に対して何かしらの目的を持って訪れるであろう対象者向けにカテゴリーを作って振り分けています。

受験生の方に対するメッセージと卒業生の方に発する情報とはやはりまったく異なってくるはずなので、このように対象者ごとにわけて情報を公開するということは、利にかなっています。

そこで、中部大学を見てみましょう。

http://www.chubu.ac.jp/

中部大学ももちろん対象者ごとにカテゴリーをわけているのですが注目すべきは、「学部・大学院」の中身です。
画面右側にあるメニューから「学部・大学院」をクリックしてみてください。

インターネット世帯浸透率<クリックで図が拡大されます>

中部大学は、各対象者の中でも学びたい対象者、つまり学部ごとにも独自のwebサイトを立ち上げているのです。

人文学部
http://stu.isc.chubu.ac.jp/humanities/
現代教育学部
http://www.isc.chubu.ac.jp/education/
国際関係学部
http://www.intl.chubu.ac.jp/
経営情報学部
http://www.bais.chubu.ac.jp/toppage.html
工学部
http://stu.isc.chubu.ac.jp/engineering/
応用生物学部
http://stu.isc.chubu.ac.jp/bio/index.html
生命健康科学部
http://stu.isc.chubu.ac.jp/LHS/

なんと学部ごとにこれだけわかれているのです。
また、心理学科や歴史地理学科など、学科ごとでもwebサイトを持っていたりもします。

中部大学の本体サイトでは、各学部の概要を掲載しています。
その学部の特徴や専門教育科目など、いわゆるスペック情報は本体サイトに掲載しているのですが、それだけではそれぞれの学部の特徴を表現しきれないと考えたと思います。
独自に学部ごとでwebサイトを持っているのです。

利点は、

1.学部の特徴、個性を独自に表現できること
2.情報量を圧倒的に増やしても、紹介内容が絞られているため閲覧者がwebサイトで迷わないこと
3.運営を各学部ごとに任せている可能性が高く、裁量の範囲が広いため運営モチベーションも高まること

などがあげられます。
1.に関して特に中部大学の場合、デザインに関してもそれぞれの個性を発揮しています。

先ほどあげました各学部のURLを閲覧してみてください。
各学部の特徴をなるべく表現しようと、画面デザインもそれぞれ個性があります。
何とかその個性を表現しようとし、同じようなデザインのwebサイトは一つもありません。

また、各学部ごとに学部長がしっかりメッセージを発しています。
大学を統括する大学総長からのメッセージにとどまらず、各学部長が顔を出し、その学部の考え方や教育方針などを話しているのです。

これはすばらしいことで、対象閲覧者に誰がどういうメッセージを発するべきかということをちゃんと理解している証です。
対象閲覧者は、大学のどこかの学部に在籍します。
ということは、大学総長のメッセージだけでは少し距離がありもっとわかってもらう、理解してもらうには、学部長のメッセージが必要であると考えたのでしょう。

また、教員の方もたくさん登場しています。

例えば、国際関係学部の場合を見てみると、そのトップページには、ランダムで教員の方の写真とメッセージが「国際関係学に夢中な人たち」として出てきます。

クリックすると、「夢中な教授たち」ということで、6名の教員が紹介されており、それぞれメッセージを発しています。
自分達が学ぶ先生方がどんな人か、どんな考えを持っているかをこのwebサイトを見ればわかるようになっています。
他の学部でも教員が写真付きで紹介されていました。

このように閲覧者の視点に立って表現するということが重要でそのためのコンテンツ作りをしっかりと行っていると言えます。

次回は、

2.情報量を圧倒的に増やしても、紹介内容が絞られているため閲覧者がwebサイトで迷わないこと

についてから解説したいと思います。

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