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VOL.038 「細かい改修が成功への近道」

●短期→日々の細かい改修、中長期→リニューアル

たまにお客様から伺うお話があります。

「会社のwebサイトって、どれくらいのスパンでリニューアルすればいいのでしょうか?」

どうも他社が定期的にリニューアルしていることが気になったり、ずっと同じルックでそろそろ変更の時期なんじゃないかと思われて、このようなお話が出てくるようです。

この時に言えることは、「飽きられないという意味では、1年から2年くらいでは変えた方がいいかもしれません。」
ということくらいで、他に言いようがありません。

と言うのも、そもそも企業webサイトというのは、リニューアルありきで考えるべきではないからです。
リニューアルを行う前提としては、ある程度問題点を把握しており次にどの方向性に向かっていくのか考えられているということが言えます。

でないと、リニューアルを行ったからと言って、すぐに何か新しい効果が出てくるわけではありません。
大きく変更すると、大きく期待をしてしまうものですがそれは非常に難しいお話です。

それよりも成功に近づくためにやるべきことがあります。
それは、コツコツ毎日現在持っているwebサイトを改修していくことです。

目的はwebサイトごとに様々だと思います。

  • 商品をダイレクトに買ってほしいのか
  • 資料請求してほしいのか
  • 商品を深く知ってほしいのか
  • アクセスそのものを増やし、認知度を高めたいのか
  • 滞在時間を長くし、ロイヤリティを高めたいのか

色んな目的があると思います。
厳密には、メニューごとまたはページごとに何かしらの目的があるはずです。

その目的に対して、日々改修していくのです。
ただ、何も分析もなく変更してはいけません。
立ち上げ時は、手探り状態でほぼ仮説を前提に構築したとは思いますが、一度立ち上げてしまえば、アクセスログなどから定点観測ができるはずです。

そのwebサイトの目的に合わせて、アクセスログなどを見ながら必ず分析を行ってほしいのです。

例えば、資料請求をしてほしいという目的がある場合、数々のチェックポイントがあります。

  • 資料請求ボタンの形状
  • 資料請求ボタンの位置
  • 資料請求にいたるまでの導線
  • 資料そのものの敷居の高さ
  • 資料請求にいたるまでの心理的ストーリー

など、考える点はたくさんあります。
これらをひとつずつ変更してみて、変更前と変更後の結果を比べてみてください。
最初は仮説で設置しましたが、ようやくここで実の値が出てくるのでそれを見ながら変更していくのです。

資料請求ボタンの形状ひとつ取っても

  • 大きなボタンであればあるほど良いのか
  • ボタン付近に説明書きをたくさん書いた方がいいのか
  • ボタンには、人が案内している写真を入れた方がいいのか
  • ボタンだと主張しすぎるので、テキストリンクで済ませるべきなのか

など、検証すべき点がたくさんあるのです。
非常に地味な作業になりますが、結果を出すためには非常に重要な作業になります。

大きな変更を繰り返すやり方だと、なかなか何が良くて何が悪かったなどの経験を活かすことができません。
それよりも小さいことですが、日々改修していくことが時間はかかるようですが、成功の近道です。

改修スパンについても、短かければ短い方が良いです。
が、やったことに対しての成果を見るには、少し時間が必要です。
コンテンツごとにそのスパンは違ってくるのでよく考えてみてください。

効果検証のために、1週間で十分なものもあれば、1ヶ月くらいはそのまま見ておかないと、というものもあります。
改修と言っても、あくまでも何かしらの結果に対して対応していく作業なので、その結果そのものが出るまで待つ必要があります。

ではそれを続けていれば、リニューアルは必要ないのかと言えば、そんなことはありません。

日々の改修を行っていると、個々では結果は出てくるかもしれませんが、全体として見え方含めてどうしてもチグハグに

なりがちです。
言い方は悪いですが、つぎはぎのように対応し改修していくので統一感や使い勝手に難が出てきて当然なのです。

そこで行うのがサイトリニューアルです。
これまでの改修を一旦整理し、まとめるという形でリニューアルを行うのです。
行ったあとは、また日々の検証と改修を行います。

このように、日々の改修と全体リニューアルは、スパンの違いを認識し、両方行うことが一番効果的であり、予算の使い方も有意義なものになります。

とここまでお話をしながら矛盾することをひとつ言います。
これらの考え方をベースにしているのであれば、定期的なリニューアルはOKです。

逆算する考え方なのですが、例えば年に1回の全体リニューアルというのを先に決め、その決めた期間に合わせて、先ほどの細かい改修を行っていくのです。

年1回リニューアルが前提だと、どれくらいのスパンで改修していかなければならないのか、その目的に合わせて見えてくるはずです。
最初に言った、リニューアルありきの考え方でもその発想が違います。

あくまでも仮説から検証を繰り返し、その結果ある期間を決めたあるところでリニューアルを行うということなので、単純に見た目を変更しようなどとは、わけが違うのです。

企業のwebサイトへの取り組みも、これからは特に無駄打ちのないように行う必要があります。
そのためには、日々の努力を惜しまないことをおすすめします。

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