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最近、映画観てますか? 夏休みは涼しい映画館で「話題作」を鑑賞してみてはいかがでしょうか。

日本映画製作者連盟によると、昨年度に映画館へ出向いて映画を観た人は、前年の2015年に比べ1,355.8万人増え、1億8,018.9万人の入場人員数になったことを公表しています。加えて2016年の映画興行収入も前年より約183億円アップの2,355億円に達し、うち邦画収入は63%に上っています。

2016年8月に公開された新海誠監督のアニメ映画「君の名は。」は、興行収入235億円(2017年1月時点、150日間成績)で、海外でも多くのファンを獲得し、IMDb (インターネットムービーデータベース) による評価でも★8.5と高レートをつけ、現在もスマッシュヒットを継続しています。

さて、そんな「君の名は。」が、20代男性の4人のひとりがリピートをしている映画だと、NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション (以後NTTコムリサーチ) が報告をしています。
NTTコムリサーチは、日本全国の下は10代から、上は70歳以上を対象に「映画館での映画鑑賞」についてのアンケート調査を2012年から実施しています。今年6月末に公開された2017年度の調査結果では、「君の名は。」とは別のアニメ作品が、SNS経由の映画に対する応援メッセージとレビュー拡散がカギとなり、異例ともいえるロングランを記録していることにも触れています。
それでは、さっそく調査結果について紹介をしていきましょう。

映画館で鑑賞する人は全体の4割に満たない

「映画館での映画鑑賞」調査では、昨年の6月から今年の5月までにDVDあるいはオンライン動画配信サービを含めて映画を観たかという問いには、約7割が「観た」と回答。
次に、「観た」人を対象に「映画館で観たか、観ていないか」を聞いてみたところ、半数以上は「映画館で映画を観ていない」と答えています。
前述の質問の回答と合わせると、実際に映画館まで足を運んで観る人は、全体の4割にも満たないことがわかりました。

その映画に興味を持った情報もとは何?

映画を観るにいたった経緯についての調査を見ていくと、影響力の高かった情報源のトップはテレビCMでした。次いで劇場の予告編と、テレビ番組の中で紹介されたことが続きます。映画を観に行く動機付けについては、テレビの影響が大きいことがわかります。
情報源一覧の中では、ウェブの影響力が分散して表示されていますが、「映画の公式サイト」を含め、ネットで収集できる情報を合わせると76.7%に上り、テレビを使った告知の合計数を越えています。SNSでは情報源としてTwitterが2桁の影響力を持ち、一方LINEを含めた口コミなど「知人から直接聞いた」も、20%という高い影響力を持つことがわかりました。

小規模公開からはじまった「この世界の片隅に」はネットで「応援」が広まった

影響力の大きさでは、先の表でもわかるようにテレビCMが群を抜いていますが、「この世界の片隅に」は、当初CMスポットを流せるほど広告宣伝費をかける余裕のないインディペンデント作品でした。大手の映画制作会社も関与しなかったことから、昨年11月の全国公開時のスクリーン数※はわずか64。それが公開後に各方面から高く評価され、同時に幅広い世代の支持を集め、翌年2月にはスクリーン数は289に拡大し、今では前代未聞のロングランとヒットを記録しています。
※参考:パイレーツ・オブ・カリビアンは全国989スクリーン、「君の名は。」は公開時303スクリーン

作品の内容についても「傑作」との呼び名も高く、「この世界の片隅に」を応援したいというファンが不特定多数に向けてSNS、ウェブサイトに感想を載せたことで、ユーザーの「観たい」を刺激。熱狂的な支持層を生み出したと同時に、マスメディアを頼らないPR手法が脚光を浴びています。

この夏、観たい映画トップ10について

最後に、この夏注目の映画についてのアンケート結果を紹介します。

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