ペットにかける年間支出額は犬が34万円、猫だと16万円。市場拡大でペット広告もプラス基調

2017年10月11日 3:41 PM

あなたは猫派?それとも犬派ですか?少子高齢化、核家族化が進み、都心を中心に「ペット可」の賃貸物件が増加した影響もあり、ペット産業全体が緩やかに伸びています。今回は、ペットを飼育していくための出費について調査をしつつ、ペット関連市場のトレンドにフォーカスをしました。

犬は、月額2万8,333円の出費!お財布にひびく医療費

日経業界地図 2018年版におけるペット業界は、大きくフード市場、ペット生態販売、ペット用品、ペット保険の4事業に分かれており、全体の飼育頭数は減少傾向であるものの、市場は拡大していると報告されています。平均寿命は犬が14.3歳、猫が15歳と、ペットの高齢化・長寿化が加速。これに伴い高齢犬用ペットフード、ペット用おむつの市場は上昇傾向にあります。

2016年に発表された、アニコム損害保険株式会社による【1年間に1頭のペットへ支出した費用について】の調査によると、年間支出額は犬が34万円、猫だと16万円という結果が報告されています。費用(犬)の内訳上位3項目は、病気や怪我の治療費5万7,129円。フード・おやつ4万9,994円。次いでしつけ・トレーニング料保険料4万1,393円と続いています。


犬に限定した項目では「ドッグランなど遊べる施設」で前年比171.5%の支出増加が目立ち、ここ数年来人気のある暑い日や雨の日でも楽しめる室内ドックランで出費していることがうかがえます。「フード・おやつ」の項目についても、犬が前年比102.5%、猫が前年比114.3%と増加傾向にあり、飼い主がペットの食餌に気遣っていることがわかります。そこでペット用品販売で高いシェアを持つ、ペットのコジマのウェブサイトをのぞいてみたところ、老犬と老猫を対象としたペットフードが充実していました。人間同様、犬も猫も年齢を重ねると噛む力は弱くなり、必要な栄養素も変わってくるといいます。ペットの健康長寿を願う飼い主には、さまざまな食餌内容についての選択肢が与えられているのです。

ウェブ広告に注力。ペット関連広告費は増加傾向

電通が行った2016年の日本の広告費の調査によると、広告費全体は、6兆2,880億円、前年比101.9%と拡大し、「インターネット広告費」(同113.0%)が、モバイル広告や動画広告に利用増加の影響でより伸長しました。業種別広告費推移を見てみると、趣味・スポーツ用品(前年比100.2% 構成比2.9%)が8年ぶりに増加。ペット関連(キャットフード、動物用薬品)の広告費は同市場の拡大に伴い、好調であることを伝えています。
ペットフードで大きな存在感を示す3社といえば、ベルギーに本部を置く「カルカン」、「シーザー」、「ぺディグリー」ブランドを擁すマースジャパン リミテッド、そして「モンプチ」や「ピュリナ」が代表ブランドのネスレ日本、「愛犬元気」や「銀のスプーン」が人気のユニ・チャームペットが挙げられます。
各社、ウェブキャンペーンに力を入れており、ネスレ日本は「#をつけて応募するだけ」のコピーをつけたSNSの拡散力を狙ったキャンペーンや、月間利用者150万人の里親募集コミュニティサイト「ペットのおうち」とのコラボレーション企画「人気キャットフードの定期購入で殺処分ゼロ」へ!おすそ分けプロジェクト」など、独自の共同企画を打ち出しています。そして2011年に欧州の一部で放映となった、飼い主とペットが一緒に視聴することを目的に制作したTVCMは、世界で初めて「犬にしか聞こえない高周波音を使った」ことで大いに話題になりました。


かわいいネコちゃん、わんちゃんのTVCM動画は▼からご覧ください。
カルカン公式動画ギャラリー ▼銀のスプーン TVCM ▼ピュリナ CM・動画

アメリカでは、ネコをいやすための音楽を制作しているミュージシャンもいるそうで、ペットを対象にしたエンターテイメントが市場で脚光を浴びる時代が来るかもしれません。

ペットビジネスの賑わう一方で、年間の犬猫の殺処分件数は数万頭と、減少傾向にあるとはいえ無くなりません。生き物を飼うことで毎月の固定費が増え、病気になったら一時費用が発生します。ペットの最期まで愛情と責任をもって世話をする自信はありますか? 飼う前にはぜひ、これまでの家計管理を見直すとともに、ざっくりでも年間支出をシミュレーションすることをおすすめします。

子どもの衣料費年間予算40,000円でやりくりする、子育て世代の財布の中身 ~靴編~

2017年8月15日 1:03 PM

アマゾンのベビーシューズランキングを見てみると、ニューバランス、ミキハウス、イフミー、ナイキの名前が上位に並びます。歩きやすい、走りやすい、足の成長を見守ってくれるような良質な靴を子どもに履かせたいそんな思いから、子ども靴を選ぶときは、評判のいいシューズメーカーのものを購入することが多いのではないでしょうか。
とはいえ、シューズメーカーのこども靴は一足4,000円前後が主流。毎月食費、交通費、住宅費など日々の生活費をやりくりするのに苦労する家庭も少なくないはずです。

2009年に玩具メーカーのバンダイが子どもの1年間の衣料代の調査を行ったところ、平均金額は年間 40,900 円という結果が報告されています。その中でも靴の出費はお財布に響きます。個人差もありますが、子どもの足の成長は、約3歳までは3カ月で0.5cm~1cmのペースで拡大し、以降は半年で約0.5cmずつ大きくなると言われています。そのため洗い替え用の靴を加えると3カ月に1回、2足以上の靴の購入が必要。1年間の子供の衣料代の平均 40,900円は、あっという間に超えてしまいます。

安い靴を買わない慎重派も多い、その理由は?

靴にお金のかかる悩みについて、「すぐ履けなくなるので、2千円以下の安い靴を買えばいい。1cm以上大きいサイズを購入、フリマで購入してみては。」というアドバイスを受けることもあります。しかし、安価な靴はソールの硬いものが多いため、親からすれば製品の安全性などに懐疑的な見方をしてしまいます。
縫製をよく見ると目が粗く、雑なものもあるという声があがります。また、お下がりの靴は、外側または内側がすり減るなど、前の持ち主の歩き方の癖がついているため、次の子の足に負担のかかることも考えられます。といって大きいサイズの靴だと、中で足が動き、つまずきやすくなります。

幼児の足の骨は軟骨状態で、足根骨が全部そろうのは4歳を過ぎた頃と言われています。そのため、成長に合わせた靴選びは子どもの健康のためには重要です。そして靴のせいで「足が痛い」ことを、うまく親に伝えられない子もいます。そういったことから、子供靴の購入は、足の測定をしてくれる専門のシューズフィッターのいる百貨店で購入するといった慎重派のママも、少なくはありません。

靴の下取りサービスで、靴が買えない子どもたちにも目を向ける

せっかく買った靴も、あっという間に履けなくなってもったいない。そうお考えなら、下取りを利用してみてはいかがでしょうか。
西武・そごう各店舗のこども服売場では靴の下取りコーナーを設け、子ども靴1点に対して税込5,000円以上で500円の割引券を配布しています。下取りした靴は、靴を履けずに生活しているアフリカのザンビア共和国に届けられます。靴の下取りサービスは、他にもイトーヨーカドー、イオン、ダイエーなどで行われています。こういったサービスを利用すれば、もったいないと思う気持ちが少しは軽くなりませんか?履けなくなった靴を有効に使って、新しい気持ちで靴を購入できます。

また、子連れで百貨店に行くのは大変という人は、アディダスニューバランスムーンスターイフミーアシックスといった人気シューズメーカーのウェブサイトから、足の計測シートのダウンロードができます。購入経験のあるお気に入りのメーカーの計測シートをプリントアウトして、足のサイズを測ってからネットで購入してみてはいかがでしょうか。

子ども靴の買い替えサイクルを、もっと効率的に回したいと考えている人は、セールの時期にややサイズの大きい靴を20%~30%OFFで購入してみては。子どもの足の成長スピードを予測し、安い時期に少し大きめの靴を買っておくようにすると、意外に靴の出費が抑えられますよ。

2017年2~4月の連結決算は、純利益が前年同期比40%増の34億円。ピジョンの株価が上昇したワケとは?

2017年6月6日 6:18 PM

子育て世代に人気の高いピジョン。「哺乳瓶はピジョン」という絶対的なブランドイメージがあり、哺乳瓶の他にも、スキンケア用品、ベビーフード、おしりふきなどありとあらゆるベビー生活用品を販売しています。ピジョン以外にも、コンビ、リッチェル、ユニチャームなどの競合メーカーはありますが、ベビー用品店やドラッグストアなどでも圧倒的な品ぞろえでピジョンブランドを確立しています。


<子育て世代のリビングはピジョンでいっぱい!?ピジョンが国内外で好調な理由とは?>
・中国Eコマースにて主力商品の哺乳器・乳首の売上が拡大
・北米・欧州への主力である乳首クリーム、母乳パッドやミルクバッグ等の授乳関連用品が好調
・国内プレママ向け保湿ボディケアクリームが順調に売り上げを伸ばす
・医療従事者向けのピジョンセミナー「おっぱいカレッジ」などの反響大


<ピジョンの5大事業 売上高>
「国内ベビー・ママ事業」売上高 87億29百万円(前年同期比3.3%増)
「子育て支援事業」売上高 19億31百万円(前年同期比5.1%増)
「ヘルスケア・介護事業」売上高16億81百万円(前年同期比6.2%減)
「海外事業」売上高 58億45百万円(前年同期比7.3%増)
「中国事業」 売上高 71億33百万円(前年同期比15.7%増)
(ピジョン株式会社(7956) 平成30年1月期 第1四半期決算短信より)


また、海外でのピジョンの認知度は高くお土産にも人気があることも要因の1つと考えられます。
CMを多用しなくても丁寧に良い商品を作っているというイメージ戦略も上手なのかも。
少子化とはいえ、ベビー用品は好調。
少し値がはっても、安心・安全・高品質のアイテムを買いたいという親心、孫への気持ちは全世界共通。そういった気持ちの影響で1世帯当たりの購入額も高くなっているかもしれません。
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