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外食派vs中食派?ランチの予算600円をオーバーしないための秘策

春の日差しが心地よく感じられる季節になり、ここ渋谷でもテラスや公園で昼休憩を過ごしている人を見かけるようになりました。
ところで皆さんはランチの金額に、どれだけかけていますか?
2017年に新生銀行が行った「お小遣い調査」によると、男性社員の平均昼食代は590円で、これは前年と比べ3円プラスの金額。一方の女性社員は、前年より93円減少という結果が報告されています。ランチで600円といえば、おにぎり2個にサラダのコンビニコースを想像しますが、毎日どんな方法で胃袋を満足させているのでしょう。

2018年もお小遣いは上がらない!? 中食人気の理由

子育て世代に目を向ければ、景気の変動にかかわらず教育費や住宅ローンの返済など、毎月決まったお金が出ていきます。前述の新生銀行の調査では、男性会社員のお小遣い額は3万7,428円(前年比445円の減少)と、過去2番目に低い金額ということが分かりました。昼食代は600円以下に節約。そのほか食費を極力抑えたいと、社食を利用したり、手作り弁当を持参したりという人も少なくありません。

米スタンフォード大学も注目する“弁当マーケティング”

今年で創業43年を迎える配達弁当の玉子屋は、日替わり1種類のメニューで当日注文を受け、12時までに届けるシステムで、都内の法人客から支持されています。メニューは1つでもおかずの豊富な玉子屋のお弁当は、作業効率を高めてワンコインでお釣りのくる価格を実現。効率的なオペレーションに加え、廃棄率0.1%という驚きの数値で話題を集めています。加えて食材にコストをかけるなど、利用者の満足度を向上のために工夫を凝らしています。

玉子屋の人気を支えるのは、お弁当を配達するスタッフが容器の回収時に、食べ終わった後の感想を一緒に集める『カスタマーフィードバック』にあります。消費者の反応から「どんなメニューが喜ばれるのか」を追求する姿勢や、ビジネスとして進化を続ける玉子屋を題材に、カリフォルニアのスタンフォード大学が論文を発表しています。日本のメディアが取り上げるずっと前に、アメリカの有識者たちは玉子屋の企業としての取り組みをフォーカスしていました。
その玉子屋は、2018年3月に顧客満足度向上だけでなく、働く人の健康増進の実現を目標に掲げ株式会社ネオマーケティングと資本業務提携を発表。今後、玉子屋の有する40万人の顧客リソースを対象に、B2Bマーケティング施策を展開していくことが報じられています。

お試しランチに「ランチパスポート」を活用

Twitterを使ってランチを楽しむようすを探ってみると、「ランチパスポート」を活用して昼食代を600円におさえるという人に出会いました。
ランチパスポートは、2014年からスタートしたクーポンサービスです。使ってみたい人はまず書店あるいはアマゾンでグルメガイド兼クーポンブックを購入し、クーポンを利用できるお店で指定のページを見せると、通常700円以上するランチメニューが500円で食べられます。消費者にとっては食べ歩きとお得感を両立でき、お店にとっては広告掲載料が無料で宣伝ができるので、オープンしたばかりの飲食店にとって掲載のメリットはあります。ただしランチタイムで混雑する人気店では、ランチパスポートの掲載を断るお店も多いようです。

1品100円の設置型社食「オフィスおかん」が人気

「ランチ600円以内」は押さえたいポイントですが、食事のバランスも気になるところ。共働き家庭でお弁当持参はハードルが高いという人に向け、注目を集めているのが「オフィスおかん」です。1品100円で好きなおかずを専用冷蔵庫や常温商品BOXから選べる、オフィスサービスです。添加物少なめの栄養バランスを考えたお惣菜が中心ということで、野菜不足の解消にも。また、ご飯だけを家庭から持参して「オフィスおかん」のおかずをプラスし食費を節約する、あるいは夕飯や翌日のお弁当用に単品おかずを購入、持ち帰って家事負担を減らすという使い方も人気です。

どんな規模のオフィスにもマッチするプチ社食システムは、企業の健康管理を担う人事部や昼食を600円以内におさえたい社員の望みを叶える画期的なサービスで、メタボや生活習慣病が気になりだした健康志向の世代に受け入れられるビジネスの1つと言えるでしょう。

お弁当づくりに新しいムーブメントが!「#お弁父」がおいしそう

低コストで自分好みのおかずを食べたい人は、手作りのお弁当を持参するのも選択肢の1つです。オラクルの「ソーシャルクラウド」を使って、Twitter、Facebook、Instagramの3つのプラットフォームから「お弁当」というキーワードでリスニング分析したところ、全メンションのうち83%をInstagramから取り出したソースが占めるという結果になりました。「インスタ映え」という言葉も定着しているように、お弁当写真の投稿場所にはInstagramが選ばれています。

どんな人が手作りお弁当を作っているのか調べてみると、会社にお手製のお弁当を持参する「弁当男子」も少なからず存在します。ステーキ丼やハンバーグ弁当などボリュームたっぷりのお弁当の投稿元には、「#弁当男子」のタグがかなりの確率で挿入されています。お父さんお手製「#お弁父」というユニークなハッシュタグも見つけました。夜中に見たら、たちまち空腹感に襲われ、後悔すること間違いなしの食欲をそそる写真です。

ところで、4月10日はお弁当の日ということをご存知でしたか? @niftyニュース編集部が2017年3月に発表した「お弁当のおかず人気ランキング」によると、卵焼きが1位という結果になりました。

1位 「卵焼き」 45.3%
2位 「(鶏の)から揚げ」 43.0%
3位 「焼肉・しょうが焼き」 33.0%
4位 「とんかつ」 28.0%
5位 「焼き魚・煮魚」 27.6%
卵焼きが人気の理由は、甘じょっぱい味はもちろん、お弁当の彩りを添えてくれるという点で男女問わず、欠かせないおかずにノミネートされています。ニチレイフーズが2017年に全国の20~60代の男女、約3万人を対象に行った調査によると、49%の人が弁当作りにかける時間は15分以内と回答しています。

4月という新年度の“節目”から、いつもより15分早起きしてクリエイティブなお弁当作りをスタートしてみてはいかがでしょう。

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