BO STUDIO | 東京のウェブコンサルティング、ウェブ制作会社

ユーザーの利便性のさらなる向上を図ることを目的としたサイト調査業務

ウェブサイトのリニューアルを希望しているクライアントに対し、ビー・オー・スタジオでは、キックオフの前に既存サイトの調査と分析を提案しています。自社の現サイトにどんな問題点があるのかを洗い出すことは、リニューアルに際し必ず役に立つ作業であると考えます。
訪問者はサイトのどの部分にストレスを感じているのか。離脱していた原因はどこにあるのか。着地したページ、滞在時間の長さ、また現サイトでSEO的に有利と思われる点、あるいは不利な部分などを浮き彫りにし、新サイトでは同じ轍を踏むことのないようにする意味があります。

実際、2017年12月~2018年3月にビー・オー・スタジオが官公庁のサイトに対して実施した、調査と分析を例に、新規サイトを構築する前にどのような作業が行うべきかをお伝えします。

今回のアクセスログ解析調査では、GoogleはじめITベンダーが提供する調査・分析サービスは導入されていなかったため、およそ1年分のサーバーログをもとに考査。また意見分析調査ではおよそ3,000名のユーザーの声から、ウェブサイトに向けた各種意見を定量的かつ定性的に分析しました。

ウェブサイト調査と分析の具体例

ユーザビリティは直訳すると使用性、有用性。使いやすさや使い勝手といった意味で、ウェブサイト以外で建築や空間デザインでも使われる考え方です。もう一方のアクセシビリティは、幅広いユーザー層が使いやすい状態を示すための、時代や社会からの要請と、考えるべきかもしれません。実装されている例としてわかりやすいのは内閣府のサイトです。「ウェブアクセシビリティ方針」に基づき改善を図っていることを記載しています。
また総務省のサイトでは、公的機関がウェブアクセシビリティの確保・向上に取り組む際の手順等を解説し、ウェブアクセシビリティ対応を行うことは、ユーザビリティの向上に通じる。結果、ユーザーの満足度向上や業務効率化につながることが語られています。

ウェブサイトの調査、分析メニュー

なんとなく自社のウェブサイトが古いと感じたから変えたい、から一歩踏み込んだ「調査と分析」を行うことによって、これまで見つけられなかった問題点が見つかります。そういった問題の改善に取り組むことが、多くの集客を見込めるサイトへとリニューアルするきっかけになるものと考えています。以下はビー・オー・スタジオで提供しているサービスの一部で、例をあげて紹介します。お客様のビジネスの業種、目的、取り扱う商材によって、適切と思われる項目を提案しています。

インターフェース設計のためのユーザビリティ ヒューリスティック (Usability Heuristics)

ヒューリスティック評価はユーザビリティの問題点を見つける方法の1つです。分析者の経験則による評価は主観に頼ることになるため、一般的には客観的な評価と同時に行われています。ビー・オー・スタジオは、今回のクライアントに対し、ヒューリスティック評価と、先にも述べた「意見調査分析」を加えて調査結果を提出しました。


※Nielsenのユーザビリティヒューリスティック10の原則より図版を起こしました

デバイスもウェブ技術も日々進化しています。ビー・オー・スタジオでは、可能な限り「最新」のウェブスタンダードをキャッチアップし、「今」ユーザーに求められるUI、UXを考慮した上で、実装の要望に応えていきます。