BO STUDIO | 東京のウェブコンサルティング、ウェブ制作会社

Googleアナリティクスによるアクセス解析手法の一例

直帰率(ユーザーが最初にページを訪問した後、離脱した割合)が高い場合は、次のようなことが考えられます。

相反する結果のようですが、調べ物をしていて、アクセスした時点ですぐに欲しい情報が見つかった場合も直帰することがあるため、どちらもユーザー経路として想定できます。
着地したページの中に、ユーザーが要求していたと思われる情報が分かりやすく示されていれば、直帰率が高くても満足しているはずです。

満足した後に離脱する直帰ユーザー

ワールドカップ日本代表の試合の放送時間を知りたいユーザーが、検索エンジンで「日本代表 放送時間」を入力し、検索結果に「6/19 (火)21:00 NHK総合で放送」と記載があり、そのページを閉じる。

満足せずにモヤモヤを抱える直帰ユーザー

郵便局の振込み手数料を知りたいユーザーが、検索エンジンで「郵便局 手数料」を入力し、検索結果に「振込手数料を無料にするワザ」ページが表示され、そのページを閉じる。

滞在時間が長い場合

  • 求めていた内容がありじっくり記事を読んだ。(=満足)

滞在時間とは文字通り、ユーザーがそのページに滞在した時間のことです。
Googleアナリティクスの仕様で直帰したユーザーの滞在時間は計測できませんが、2ページ以上閲覧した場合滞在時間が集計されます。

滞在時間が短い場合

人気の下層ページに対する改善のヒントを見つける。

オウンドメディアの下層ページを分析する場合、このように多面的に精査していくと、なぜページが読まれているのかがぼんやりと分かってきます。
次に、分かってきた人気の下層ページに対し、課題と対策を検討します。
記事の内容に不足やミスマッチがあると判断された場合は、記事自体の内容が不足しているかもしれません。内容の充実・精査を検討しましょう。
例えば次のような対策です。

合致する検索キーワードは見つけられませんが、Googleサーチコンソールを連携させることで大まかな検索キーワードは取得可能です。
記事がミスマッチである場合は、どのようなキーワードを重点的に示せばマッチするかを検討します。キーワードに合わせた記事の練り直しも可能です。

記事の満足度が高いと判断された場合

ユーザーが求めている情報と位置づけてセッション数を増やすための工夫をしましょう。
例えば次のような対策です。

アクセス解析データをもとに人気が高いページからのリンクを設置し、アクセス数の増加量をみることで記事のニーズ・インサイトがウェブサイト全体のものと同じであるかの検証も可能です。

小さな施策を繰り返し、改善する

これらの小さな施策は恒常的にメンテナンスを行うことで大きな効果を発揮できるといえます。サイト訪問者のニーズは常に流動的です。あなたのウェブサイトの動向を定期的に観測し、サイトの目標やあるべき姿を再検討していきましょう。
ウェブサイトからの情報発信で、何を目指したいかというゴールと現状のユーザーのニーズ・インサイトを少しずつ近づけることで「なんとなく」ではなく、活きたウェブサイトを運用していきましょう。

ビー・オー・スタジオはウェブサイトのアクセス解析から課題を抽出、コンテンツの改善提案をお手伝いいたします。