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盆踊りが野外フェス化!? 若者に人気のワケ

8月5日、渋谷駅前で盆踊り大会が行われました。当日はSHIBUYA109前にやぐらが組まれ、鮮やかな浴衣姿の若者で埋め尽くされたのです。開催前に心配されていたハロウィーンのような大混雑はなく、地元の人も観光客も踊りに興じ、約3万人超が祭りを楽しみました。

都心の盆踊り大会が盛り上がる一方、町おこしのために盆踊り大会を企画している地方では、参加者の減少やスタッフの高齢化に加え、設備費用を含めPRや運営費が捻出できず、夏祭り全般が縮小傾向にあります。そんな中、注目されているのが、「ふるさと納税制度」です。集めた寄付金を、盆踊りをはじめ地域イベントの運営費に活用している自治体も増えています。

三省堂 大辞林によると、盆踊りとは、盂蘭盆(うらぼん 7月15日前後)に老若男女が多数集まっておどる踊り。年に一度この世に戻ってくる精霊を迎え、また送るための風習に発したもの。現在では信仰性は失われ、多くは娯楽的な踊りとなっている、と記載されています。年齢性別を問わず、だれでも参加でき、花火大会とも少し違った形で夏を満喫できるイベントです。まさに「Japan!Bon Festival dance!」は海外の人にアピールできる日本の文化です。

若者もハマる!現代の盆踊りスタイルとは?

どこか懐かしい昭和の雰囲気が漂う盆踊りですが、都心を中心に現代風にアレンジされ子どもから大人まで楽しめるイベントに進化しています。

2017年7月に伊勢丹新宿屋上にて開催された「ISETAN BON DANCE 2017」は、ファッションブランドKEITA MARUYAMAのデザイナー丸山敬太氏がプロデュースしていることで、若い女性の人気を集めました。

池袋西口で開催されたにゅ~盆踊り2017は、人気振付師のコンドルズがプロデュースしたコミカルで覚えやすい振り付けが話題に。野外のロックフェスティバルを彷彿させるような、大変にぎやかなイベントになったといいます。

また8月2日から4日間にわたって行われた築地本願寺納涼盆踊り大会では、自由な仮装姿で踊りの輪に加わり楽しむ「仮装大会の日」が、8月4日に開催されました。
そして夏休みの終盤、8月25日から27日まで、六本木ヒルズ盆踊り2017が開かれます。今年で15回目を迎えるヒルズの盆踊りは、家族で参加、体験できる恒例のイベントとして、今や地域にすっかり浸透。会場には、子ども向けワークショップの開催や、屋台も設置されることになっています。

盆踊りファッションの必須アイテムといえば、手ぬぐいと下駄です。手ぬぐいは、汗を拭くときや、雨よけにもひと役かってくれる、編笠などと同じく盆踊りの衣装のひとつで、また、下駄は地面を蹴ることで心地よい音を奏でてくれる楽器の役割を担っています。浴衣に合わせて手ぬぐいや下駄もファッションのポイントにしてみてはいかがでしょう。

ただのお祭りではない!ご先祖様の里帰りの習わしを現代に

お盆は、年に一度ご先祖様をお迎えする日本古来の文化です。7月13日からの4日間または、8月13日からの4日間(月遅れの盆)と地域によって慣習が異なります。多くの地域では、13日にお墓で火を灯し、その火を絶やさないように盆提灯に移し自宅へ持ち帰ります。御仏壇のろうそくに移し、この火で迎え火を焚きます。その後にお墓参りをして、16日に送り火を焚き、再びご先祖様の霊をあの世にお送りします。海や川に送り火を流して精霊送りを行う地域もあり、有名なところでは、長崎の「精霊流し」、奈良の「大文字送り火」などがあります。

薄れつつあるお盆の慣習を、都会で過ごす若い人たちへ受け継ぐことは、現代スタイルの盆踊り大会のもう1つのテーマかもしれません。

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