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ペットにかける年間支出額は犬が34万円、猫だと16万円。市場拡大でペット広告もプラス基調

あなたは猫派?それとも犬派ですか?少子高齢化、核家族化が進み、都心を中心に「ペット可」の賃貸物件が増加した影響もあり、ペット産業全体が緩やかに伸びています。今回は、ペットを飼育していくための出費について調査をしつつ、ペット関連市場のトレンドにフォーカスをしました。

犬は、月額2万8,333円の出費!お財布にひびく医療費

日経業界地図 2018年版におけるペット業界は、大きくフード市場、ペット生態販売、ペット用品、ペット保険の4事業に分かれており、全体の飼育頭数は減少傾向であるものの、市場は拡大していると報告されています。平均寿命は犬が14.3歳、猫が15歳と、ペットの高齢化・長寿化が加速。これに伴い高齢犬用ペットフード、ペット用おむつの市場は上昇傾向にあります。

2016年に発表された、アニコム損害保険株式会社による【1年間に1頭のペットへ支出した費用について】の調査によると、年間支出額は犬が34万円、猫だと16万円という結果が報告されています。費用(犬)の内訳上位3項目は、病気や怪我の治療費5万7,129円。フード・おやつ4万9,994円。次いでしつけ・トレーニング料保険料4万1,393円と続いています。


犬に限定した項目では「ドッグランなど遊べる施設」で前年比171.5%の支出増加が目立ち、ここ数年来人気のある暑い日や雨の日でも楽しめる室内ドックランで出費していることがうかがえます。「フード・おやつ」の項目についても、犬が前年比102.5%、猫が前年比114.3%と増加傾向にあり、飼い主がペットの食餌に気遣っていることがわかります。そこでペット用品販売で高いシェアを持つ、ペットのコジマのウェブサイトをのぞいてみたところ、老犬と老猫を対象としたペットフードが充実していました。人間同様、犬も猫も年齢を重ねると噛む力は弱くなり、必要な栄養素も変わってくるといいます。ペットの健康長寿を願う飼い主には、さまざまな食餌内容についての選択肢が与えられているのです。

ウェブ広告に注力。ペット関連広告費は増加傾向

電通が行った2016年の日本の広告費の調査によると、広告費全体は、6兆2,880億円、前年比101.9%と拡大し、「インターネット広告費」(同113.0%)が、モバイル広告や動画広告に利用増加の影響でより伸長しました。業種別広告費推移を見てみると、趣味・スポーツ用品(前年比100.2% 構成比2.9%)が8年ぶりに増加。ペット関連(キャットフード、動物用薬品)の広告費は同市場の拡大に伴い、好調であることを伝えています。
ペットフードで大きな存在感を示す3社といえば、ベルギーに本部を置く「カルカン」、「シーザー」、「ぺディグリー」ブランドを擁すマースジャパン リミテッド、そして「モンプチ」や「ピュリナ」が代表ブランドのネスレ日本、「愛犬元気」や「銀のスプーン」が人気のユニ・チャームペットが挙げられます。
各社、ウェブキャンペーンに力を入れており、ネスレ日本は「#をつけて応募するだけ」のコピーをつけたSNSの拡散力を狙ったキャンペーンや、月間利用者150万人の里親募集コミュニティサイト「ペットのおうち」とのコラボレーション企画「人気キャットフードの定期購入で殺処分ゼロ」へ!おすそ分けプロジェクト」など、独自の共同企画を打ち出しています。そして2011年に欧州の一部で放映となった、飼い主とペットが一緒に視聴することを目的に制作したTVCMは、世界で初めて「犬にしか聞こえない高周波音を使った」ことで大いに話題になりました。


かわいいネコちゃん、わんちゃんのTVCM動画は▼からご覧ください。
カルカン公式動画ギャラリー ▼銀のスプーン TVCM ▼ピュリナ CM・動画

アメリカでは、ネコをいやすための音楽を制作しているミュージシャンもいるそうで、ペットを対象にしたエンターテイメントが市場で脚光を浴びる時代が来るかもしれません。

ペットビジネスの賑わう一方で、年間の犬猫の殺処分件数は数万頭と、減少傾向にあるとはいえ無くなりません。生き物を飼うことで毎月の固定費が増え、病気になったら一時費用が発生します。ペットの最期まで愛情と責任をもって世話をする自信はありますか? 飼う前にはぜひ、これまでの家計管理を見直すとともに、ざっくりでも年間支出をシミュレーションすることをおすすめします。

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