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#美容男子、美への探求心は加速の一途 ~メンズコスメティックス市場の拡大

ドラッグストアでは、年々男性向けのスキンケアグッズの陳列棚が拡大。メンズファッション誌を開くと、ニオイ、乾燥肌、ムダ毛といった「美容トラブル」に対処する記事とともに、おすすめ韓国コスメやアフターシェービングなどスキンケア関連の特集が毎月組まれています。ジェンダーレスがファッションアイコンとなり、男子がオシャレをしてフツーの今、メンズコスメはどこまで進化しているのかを調査してみました。

化粧をしている男性は「努力してて、かっこいい」

Twitterを開くと頻繁にタイムラインに流れてくるショート動画配信アプリTikTokの広告。最近では、女子高生が歌う動画だけでなく、寝ぼけ顔の男性のメイク前とメイク後の動画を目にすることもあります。医療脱毛専門院「メンズリゼ」が行った男性の美容意識調査によると、10~20代男性の8割以上が「男性メイク」はアリ。そのうち3人に1人は「化粧をしている」または、「したい」という結果が発表されていました。ファッションブランド「シャネル(CHANEL)」は、男性用メイクアップライン「ボーイ ドゥ シャネル(BOY DE CHANEL)」を2018年11月からオンライン販売開始。来年早々に、実店舗でも限定で取り扱うとのことで、メンズコスメティックスの新たな市場開拓に意欲的です。

テレビや雑誌は見ない、ウェブ広告はブロッカーを使って排除する、というスマートフォン世代の男性は、いったいどこから最新の美容情報を入手しているのでしょうか? 同調査によると、10~20代男性の3割が美容情報をTwitterやYouTubeから収集していることが分かっています。SNSのメイク動画を参考にメイクの方法をインプットし、スキンケアの使用感を共有するサイトが多いことから、「美」に対し研究熱心な男性が増えている現状が理解できます。

6,000円でモテ顔になれる?眉毛サロンが人気

フェイスケアで注目を集めているのが男性専用の眉サロンです。ホットペッパービューティーアカデミーが行った「20代男性の美容意識・行動調査2017」によると、ヘアサロン・美容サロンで行っているケアの中で、2014年度の眉毛ケアの割合が、5.7%だったのに対して2017年度は15.7%と10ポイントと大幅に伸びたことが報告されています。
予約の取れない男性向け眉毛サロンで話題なのが、プラスエイトです。現在3店舗目を横浜にオープンしたばかり。価格は、眉スタイリング初回3,700円(2回目以降5,300円)とヘアカットの価格とほぼ変わらない値段設定ですが、すぐに予約が埋まってしまうほどの人気ぶり。空き情報を確認したい場合は、Twitterをフォローしておくと予約状況の確認ができます。店舗を利用した人に感想を聞くと、眉毛を左右対称に整え、あかぬけた印象の眉になれる、と高評価でした。

化粧をすると自信がつく?なりたい自分に近づくためのメイクアップとスキンケア

オン・オフ問わず清潔感のある人が好まれるようになったことを背景に、スキンケア用品や化粧品を手に取る男性が多くなりました。2018年度の人気の俳優ランキングには、美肌、自然に整った眉、ひげナシの「ナチュラルに整えた人」が上位に並びます。特に、肌の印象が人に好印象を与えるポイントになるので、アブラ肌、ニキビ肌、乾燥肌、クマ・シミなどといったコンプレックスをメイクアップでプラスに転換。自然にキレイな、健康的な肌に見せたいという男性は、10年前より着実に増えています。

それと同時に、今まで肌トラブルに悩んでいても、なかなか声に出すことが少なかった人が、SNSの普及により情報を発信、共有する場所が増えたことで、隠れていたニーズが浮き上がってきました。富士経済の調査では、2018年のメンズコスメティックスの売上見込みは、1,175億円(前年比1.9%増)と7年連続で増加していることを発表しています。

仕事やデートで、「知的に見せたい」、「優しく見せたい」、「オシャレに見せたい」など、シチュエーションに合わせてなりたい自分を演出するためのメイクやスキンケアを取り入れる。そんな美容意識の高い男性が今後も増え続けるのは、日本だけではありません。国内外で男性用コスメ市場は拡大し、これに伴い美容関連サービスやグッズもグローバルで急伸していくことが期待されています。

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