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拡散力はネット広告以上!企業SNSを使った成功事例

手土産や贈り物にはどのようなものを選んでいますか?とくに初対面の人へ渡す場合は、相手に喜んでもらいたいからこそ難しい。

目まぐるしく変わるトレンドと、あらゆる種類のアミューズに囲まれ、サプライズギフトでさえも新鮮味が失せてきた今、どこで、どういった理由でその商品が選ばれているのか。2018年6月に矢野経済研究所が和洋菓子・デザート類の市場調査の結果を自社サイトで明らかにしていました。2016年度の和洋菓子・デザート類市場規模は、前年度比2.5%増の2兆2,771億円とプラス基調。「インスタ映え」を狙ったカラフルでパッケージデザインにこだわった商品が店頭に並び、消費を促しています。
※出所元:(株)矢野経済研究所「和洋菓子・デザート類市場に関する調査(2018年)」(2018年6月7日発表)

贈る方も、受け取る方も、また商品を送り出す企業も、SNSで開発や商品化のヒントを見つけるケースが増えています。今回は自社商品のSNS投稿を発端に、ヒットの潮流に乗るまでをたどってみました。

おいしいのはあたりまえ。付加価値も1コでは全然足りていない!?

見た目や味といった五感で楽しませてくれるだけでなく、「誰かに教えたくなる」「センスの良さをアピールできる」という贈る側の優越感を満たしてくれる要素も、贈り物選びに不可欠になっています。
北海道で生まれたチーズタルトBAKEは、「SNSで急成長のお菓子」としてメディアを賑わせています。工房一体型の店舗内で「焼きたてをそのまま食べられる」ことが話題となり、エンターテイメント性を取り入れた製菓企業というポジションで、市場に新しい価値をもたらしています。Twitterで「おいしい!」とバズった経緯もあり、その時にブランドロゴを目にした人も多いのでは。ロゴを含め、商品パッケージ、店舗、工房をグランドデザインし、ブランディングとマーケティングで「菓子」というコンテンツを作り続けています。店舗に足を運んでも、行列に並ばないと買えないことから、購入をあきらめる人も多かったことでしょう。2018年からはネットでも注文可能になり、Twitterのトレンドにも浮上しました。同社の5周年記念パーティでは全8つのブランドのファッションショーが行われ、スイーツを擬人化したモデルがランウェイを歩くユニークな試みが行われました。お菓子のエンターテイナーが次に仕掛けるコンテンツに、期待度が増します。

インスタ映えするキャラクターが美術館とコラボ。限定発売でさらに人気上昇

昭和29年創業の鎌倉紅谷社が製造販売するクルミッ子もSNSで多くのファンを獲得、今やワールドワイドな知名度を得ているお菓子です。otona MUSEのInstagramで紹介されるやいなや、30代女性がリアクション。その理由はかわいいネーミングとリスのキャラクターにありました。価格も5個入り702円とお手頃で、プチギフトにちょうどいいサイズ。香ばしいクッキー生地でクルミを練り込んだキャラメルをサンドした焼き菓子は、公式サイトからも購入ができますが、午前中に注文しないと「本日分は完売」のメッセージが表示されるほど入手困難です。

クルミッ子のInstagramをのぞいてみるとフォトコンテストが開催されていました。Instagramでお菓子を使った世界観の表現は新しいアプローチではありませんが、クルミッ子と地元鎌倉を組み合わせた構図はまるで絵本を見ているよう。企業のInstagramにありがちな、商品物撮りの並べ替えではなく、そこに来訪者を「ほっこり」させる温かさと「おもてなし」する謙虚さが同居しています。

クルミッ子のファン心理をくすぐるようなスピンオフも生まれています。キャラクターのリスがループするマスキングテープが八幡宮前本店と公式オンラインショップ限定で販売されています。また、「ルーヴル美術館」では会場限定のくるみっ子ならぬ『ルーヴルッ子』が販売されるなど、SNSをうまく運用することで、店舗以外のさまざまな場所で需要のある商品になることを示しています。

SNSで多くの人の目に触れるカギはマイクロインフルエンサーにあった

SNSからヒット商品が生まれる背景には、マイクロインフルエンサーが深く関わっています。フォロワー数がそれほど多くはなくても、発信した情報を確実にフォロワーに届け、エンゲージメントを高める役割を持っています。
サイバーエージェントが2018年6月に発表した調査によると、インフルエンサー・マーケティングを「実施している/実施したことがある」と回答したマーケターは56%で、さらにプラットフォームの種類についての問いに対しては、「Instagram」が64%、次いで「YouTube」(45%)、「Facebook」(41%)という結果が発表されています。※サイバーエージェント調べ

ソーシャルクラウドを使えば、自社のブランドにマッチしたマイクロインフルエンサーを探すのは難しくありません。ただし、実際にマイクロインフルエンサーに記事広告を依頼するときは、マイクロインフルエンサーのウェブサイトに記載されているガイドラインを確認し、得意としている投稿内容のジャンル、断っている仕事内容、料金を理解した上でアポイントを入れることをおすすめします。

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