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無料で使える!キーワード選定にGoogleトレンドを活用

すでに【耳タコ】くらい何度も聞いたり、目にしたりする機会があるとは思いますが、サイト流入数を増やすための要はSEO対策にあります。とくにビジネスを前提としたサイトを設計する場合は、ワード選定はとても重要です。

ビジネスのパートナー選びに検索サイトを利用することを考えると、ピンポイントで企業名を入力しないのであれば、多くはオーガニックでサイトに着地します。そんなケースを想定し、ウェブサイト設計時にキーワード選定を正しく行っていれば、パートナーだけでなく、新規クライアント候補を自社サイトに誘導することも可能です。これは、さまざまな企業サイトの構築をしてきたビー・オー・スタジオの経験値からも確かなことです。

言葉選びに真剣に取り組むと、企業サイトはもっとビジネスへ「有効」に作用する

言葉は時代とともに変化し、古い単語が新しい使われ方をすることもしばしば見受けられます。それが検索で探されるようになると「話題のキーワード」としてYahooに表示され、同時にTwitterトレンドにも浮上。ダッシュボード上から簡単に「地域を選択して比較」ができるため、多言語サイト制作のTips(ティップス=ヒント)として利用することをおすすめします。

リスティング広告を配信する前のキーワード選定に、Googleキーワードプランナーを使ったことはありませんか? 主観で選びがちなワードを、Googleが取得した検索データ一覧から分析してくれるAdWordsに備わる機能で、googleアカウントを所有するユーザーなら無料で使えます。検索ボリュームと関連語の調査が可能で、しかも選んだワードがどれくらい使われているのか、ワードの人気度合いや、出稿するにあたっての予算感が把握できます。

使い方はGoogleアカウントにログインした状態で、Google広告(AdWords)にアクセスし、右上のレンチアイコン「ツール」をクリックして表示されるメニュー一覧から[キーワードプランナー]を選ぶと、[キーワードを検索]と[検索ボリュームと検索の予測を取得しましょう]の2択画面に遷移します。

以下は[キーワードを検索]を選んだ後、表示される画面です。ビー・オー・スタジオの着地例で示すと、サイトオーガニックで「PDCA」というワードで検索をしているユーザーが多いことがわかっています。そこで、キーワードプランナーの【キーワード検索】で「PDCA」から候補を取得してみました。


「PDCA」単体よりも、「PDCA+改善」になると、入札単価は倍以上の金額に。人気の関連語句が高値で取引きされ、これを使うと効果があるよう期待しがちですが、人気の語句は紙一重。他サイトの中に「埋もれる」可能性が大であることも想定の上で使うようにしてください。キーワード候補一覧は、検索結果画面からcsvでダウンロードが可能です。AdWordsで自社のビジネスにふさわしいワード選定ができたなら、次に「関連語」や「共起語」を探してみましょう。

Googleトレンドはどう使う?

キーワードプランナーが、ターゲットにリーチするためのワードを見つけるための機能である一方、Googleトレンドは読んで字のごとく「今流行っている」言葉や「急上昇ワード」を調査するツールです。共起語として、主役になるワードと一緒に使うと既存顧客とは別の層にまで、リーチする対象を広げられます。つい数カ月前にアップデートされ、より使いやすく、表示速度はスピードアップ、同時に見やすく進化しています。

例として、キーワードプランナーで検索した「PDCA」の地域ごとの浸透度、注目の傾向を調べてみます。個人設定で地域は日本、期間は1年で計測をしてみます。
Googleアカウントにログインをしたまま、トレンドのダッシュボードにアクセスし「検索キーワード」に「PDCA」を入力。「PDCA」単体でチェックした場合は以下の通り。


この後、PDCAと比較するワードとしてPDSA(Cのチェック(検証)をさらに深く追求する意味で、Study=研究や解析に置き換えたサイクル)と、OODA(Observe観察, Orient適応, Decide決定, Actアクションのループ)を比較調査してみました。

日本国内に限っては、PDSAの浸透はほぼゼロ。
それが対象国を「すべての国」にすると、PDSAの知名度はグンと上昇します。さらに[検索カテゴリ]を「すべてのカテゴリ」から、「金融」に絞り込むと、PDCAとPDSAは逆転します。ちなみにPDSAの「金融」で関心度(インタレスト)の高い地域にはイギリス、フランス、アイルランド、インドが上がっていました。

自社サイトの翻訳化を進め、新規顧客を海外から募りたい場合などは、キーワードプランナーとともにGoogleトレンドを使って「引き」になるワードを事前調査することがサイト集客に有効です。とくに製造業のR&D部門、半導体産業で素材加工をする企業、また取引先の調査を含め資材の買い付けをする商社などであれば、地域やカテゴリ別でどんなニーズがあるかをGoogleトレンドで探ってからワードを選んでみてはいかがでしょう。

ビー・オー・スタジオは、企業サイトの構築および制作をするだけでなく、「デジタルマーケティング」全般において、さまざまな角度から貴社の課題解決に向けたコンサルティングを行っています。

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